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おやつ時に参上です!←
前々から数名の方に応援?期待?の言葉をちらほら頂いて・・・
ありがとうございました!
多分応えられてませんが、まあルシフェルが幸せそうだからいいや、っていう(おやばか
ではどうぞ!ルシエバホワイトデー小説です!


前半にエルドさんとルメールさん、後半はエバーさんをお借りしてます!
あとは・・・そこで?!みたいなところで2名様お借りしてます←←

*****

見ちゃいましたぜゆりゆり・・・!!いえいえ拝見させていただきました・・・!!
明星さんありがとうございましたぁぁあああ!!!!
左上のワードにうひょってなったのは秘密です。はい。
これ以上感想を言うと赤い液体がぼたb(((

そして何も返せない私・・・
なのでミニキャラでアンヂーちゃんお借りしようと企んでます←


 

 

 


「どうしよう・・・いやマジで・・・」

3月13日午後1時26分、オレは雑貨店のショーウィンドウで真剣に悩んでいた。
女のコが好きそうな色とりどりの雑貨が並ぶ。
何買ったらいいんだろ・・・もはや雑貨どもがオレを嘲笑ってるようにしか見えない。
 

そもそも何でオレがこんな店の前にいるかというと、だ。
今から1ヶ月前のこと、ストレートかと思ったらフックを喰らった感じ・・・じゃなく、
エバーからチョコをもらったことがガッツリ関係している。
期待はしてた。してたけど、正直くれるとはそんなに思ってなかった。

もちろんオイシクいただいた。

 


雑貨屋では結局何も買わなかった。
しかももう日が暮れたし。何?そんなにオレをイジメて楽しい?
そんなのはどこかのコンシリエーレだけにしてくれ。

オレは今、ファミリーの屋敷でヤケ酒ってる。


「ルシフェルそこにいたのか・・・・・って呑むには早くないか?」
「もーやだー。オレ今日仕事しなーい」
「どこの駄々っ子だお前は」

もう結構呑んでるな?って言ってやってきたのはエルドクン。
そんなに呑んでませーん。ビール6本くらいですー。

「ボスー、エルドがイジメてくるーー」
「突然なんだ!ってかそんな人聞きの悪
「ルーがいじめられてるって本当か?」
「いつの間に?!」

ボスって神出鬼没だな・・・。どこからか現れたボスを見て、ぼんやりとそう思った。
ってかさっき来たときイイ笑顔だったよな、何で?
そんなボスのステキな笑顔を見ながら、もう1本ビールをあける。

「ん?ルーにしては結構呑んでるんじゃないか?」
「呑んでませーん、これで7本目ですー」
「そんなに呑んだら明日困るぞ?明日は当然エバー嬢にお返しするんだろう?」
「・・・・・・お返し何も買ってない・・・ヤバイ・・・」

今日昼いっぱい散々悩んだのに・・・と、勝手に愚痴が口からこぼれる。
意味もなくビールを一気に飲み干す。
もう一本あけようとしたら取り上げられた。

「気持ちは分からなくもないが、いい加減呑み過ぎだ」
「呑まなきゃやってらんねーんですボス」
「ルー、そっちはエルドだぞ」
「・・・あ、そう・・・・・じゃあ焼酎・・・」
「これは重症だな・・・」
「いいんじゃないか?可愛いから」

ボスとエルドが何か言ってるけど、あんまり聞こえない。
ビールがないので仕方なく焼酎に手を伸ばす。芋焼酎すき。
そしたら芋焼酎もどっか行った。とりあげられた。

「お返し何も買ってないんだな?なら、焼酎よりイイものをやろう」

ボスが焼酎の代わりにくれたのは赤のリボン。どっからだした?

「・・・ルメ、じゃなくてボス、まさかそれ・・・」
「プレゼントがないなら自分をプレゼントすればいいじゃないか!」

やっぱり・・・!とエルドの声。・・・は置いといて。よく回らない頭でボスの言葉を繰り返す。
なんてイイ笑顔、今日もステキにムテキでらっしゃる。

「・・・それ、いいかも・・・・」
「しっかりしろルシフェル・・・!!呑みすぎだぞ!」
「ちょっ、肩ゆらさないで。吐く、マジで吐く」
「じゃあ結ぶぞ、どこがいい?」
「どこでもいいぜー」
「・・・もう知らないからな・・・!」

 

リボンは頭の上に結んでもらった。
オレを見てボスが肩を叩いて一言。

「よし、行ってこいルー!」
「行ってくる」
「え、今から?行くなら明日・・・っていうか酔い覚ましてからの方が
「明日帰ってくるからーー」

エルドがなんか言ってるのを無視してオレは走って出て行った。


ゴンッッ!!!
「あ、頭ぶつけた・・・大丈夫か・・・」

 

―――・・・・・・

ぐるぐるする・・・。
急に走ったから頭がぐるぐるして、マジヤバイ。吐きたくは、ない。
夜風が顔に当たって、やっぱり自分は酔いまくってるのだと自覚する。
あー、調子乗った。今度は絶対呑み過ぎない。何度目の誓いだコレ。
うだうだ言いつつ、やっとこさついたエバーの部屋。・・・でいいんだよな?

「たぶんね。じゃあおれ行くからごゆっくりー」

・・・ってかオマエ誰だよ・・・。
案内を頼んだのは、確かイッルズィオーネのアンダーの片割れ。
は放っておき、早速ドアをノックする。コンコン。

「・・・・・・」

へんじがない。なので構わずドアを開ける。
部屋には・・・ほーらやっぱりいた。つーか返事しろよ。

「わっ・・・、なんでいるの?」
「会いに来た」
「ルシフェル君酒臭いよ、・・・っていうかそのリボン何?」

ボスに結んでもらったリボンは来る途中に取れたので、今は手に握っている状態。
折角結んでもらったのに・・・ゴメンボス。

「明日は何の日でしょーか?」
「確実に酔っ払ってるよね」
「ホワイトデーだ」
「話聞いてる?・・・・・お返しは3倍じゃないとイヤだよ」
「そう言うと思ったからー、しっかり用意してきた」

顔が自然と緩んでくる。
エバーはオレから一歩退いた感じがする。気のせいだな、人生気のせい。

「・・・何を?」

エバーの言葉をヨソに、オレは手にあるリボンを今度は首に結ぶ。

「何でしょー?」
「うわ~、なんとなく聞きたくないんだけど」
「正解はー」


がばっ


「お察しのとおり、オレ」

エバーの言葉は無視して、飛びついて、抱きついた。
避けようと思ったら避けれたハズだけど?
抵抗もそんなにしてないし、そういうことでOK?

「これ3倍返しって言わないんだけど」
「5倍くらいいっただろ?」
「0.5倍にも満たないと思うな。・・・ところでさ、」
「お返し。何も買えなかったんだよね?」

うっ、鋭い・・・。
その一言に背筋が冷えて、一気に酔いが覚める。

「・・・・バレた?」
「ルシフェル君って意外に分かりやすいから」
「マジかー」
「ところでそろそろ離そうか」

エバーは離せと背中を叩いてくるが、そんなのは無視。
ぎゅーと抱きしめていると、あったかいのと心地いいのとで眠たくなってきた。
若干酔ってるのが残ってるせいもあるだろうけど。
折角来たのになー・・・このまま寝るのもなー・・・。

「じゃあさ、明日出かけようぜ。何でも好きなモン買うから」
「別にいいよそんなの」
「ならスイーツ食べ歩きでもするか」
「あー・・・そっちの方がいいかも」
「んじゃ、そういうわけで。オヤスミ・・・」
「え、わっ」

エバーを抱きしめたまま体を前に倒した。
力にしたがって、2人ともばふっとベッドに着地する。

「オレ今日ここで寝るから・・・」
「ちょっと本気?寝るならせめて離し・・・
「Zzz・・・」
「え、ちょっとルシフェル君?!おーい!」
「あとでー・・・・」
「何があとで、だよ・・・。・・・あぁもう・・・面倒だなぁ・・・」

 

 

あんまり覚えてないけど、その日オレは一晩中エバーを離さなかったらしい。
朝起きて早々、オレが怒られたのは・・・予想通りと言ったらそうなんだけど。
でもさ、その気になればぜっったいに抜け出せたと思うんだけどどうなの?エバーだし。
・・・あ、そうでもない?そんなに強く抱いてた?

まあいいんだよんなコトは。


昨日からずーっとエバーを独占できて、オレが幸せなのは言うまでもない。

 

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